<食の安全事件>78%増、産地偽装表示の摘発34件(毎日新聞)

 09年に全国の警察が摘発した食の安全にかかわる事件は66件(前年比78.4%増)、逮捕・書類送検された人数は132人(同45.1%増)で、いずれも統計を取り始めた02年以降最多となったことが警察庁のまとめで分かった。

 特に産地偽装表示による摘発が34件(同112.5%増)、107人(同87.7%増)と、いずれも最多で、全体の数字を押し上げた。

 警察庁によると、偽装表示による摘発は▽殺虫剤に汚染された工業用米を食用と偽り販売したとして、米卸売加工会社「三笠フーズ」(大阪市)社長らを逮捕▽ロシア産ワラビに山形県産のラベルを張って販売したとして、山菜加工会社「斎藤食品工業」(山形県新庄市)社長らを逮捕−−など。品目の内訳はタケノコの水煮が9件と最多で、次いでウナギのかば焼き4件、アサリ2件などだった。

 食品衛生法違反(規格外食品の販売など)の摘発は32件(同52.4%増)、25人(同26.5%減)だった。

 一方、マルチ商法などの資産形成事件の摘発は、29件(同31.8%増)、125人(同6.8%増)。被害人数・額は約5万4000人(同16.1%減)、約1654億2000万円(同4.7%増)で、摘発件数は統計を取り始めた90年以降で最多だった。【千代崎聖史】

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